『聖闘士星矢』の作者・車田正美さんの名前を、ここ数日よく見かけるようになりました。2026年9月2日に記者会見を開き、約46億円の横領被害を公表したためです。
会見をきっかけに人物そのものへの関心が広がっていて、娘さんや奥さんのこと、いまどんな作品を描いているのか、中止になった原画展のこと、そして『男坂』の打ち切りまで、いろいろな疑問が一度に検索されています。
車田正美さんの娘や結婚については、本人からも所属会社からも発表がありません。ただ、本人が語ってきた生い立ちや、公式サイトに残っている記録をたどると、家族について分かることはいくつかあります。
そこで当記事では、娘・妻・家族から、いまの活動、46億円の会見、原画展の中止、『男坂』の打ち切りまで、以下のことをまとめて紹介していきます。
- 娘・子ども・家族について分かっていること、噂の出どころ
- 妻や結婚について語られていること
- いまの活動(『天界篇』の現在地と、体調をめぐる声)
- 46億円の横領被害と、9月2日の会見で語られたこと
- 原画展が中止になった理由と、2027年に決まった新しい原画展
- 『男坂』が半年で打ち切られ、30年後に再開するまで
- 年収や「たまプラーザ」が一緒に調べられる理由

娘さんがいるという話を見かけたのですが、本当ですか?

その話には出どころがあります。順番に確かめていきますね。
車田正美に娘はいる?家族について分かっていること

娘さんや子どもについて、本人が語ったり、会社が発表したりしたことはこれまでにありません。一方で、生まれ育った家のことは本人が繰り返し語っていて、そちらははっきりしています。
語られているのは「とび職の家の一人っ子」という生い立ち
車田さんは、東京・中央区の月島で、とび職の家に一人っ子として生まれています。下町の職人の家で育ったことは、作品に出てくる男気のある人物像とも重ねて語られてきました。
父親については、『風魔の小次郎』を描いていたころに病で倒れたというエピソードがあります。その回復を願って、それまで吸っていたたばこをきっぱりやめた、という話です。
家族について本人の言葉として残っているのは、こうした生まれた側の家の話が中心です。自分が家庭を持ったかどうかは、別の話として扱われています。
オフィシャルサイトに載っている家族の記述は愛犬だけ
オフィシャルサイト「生々流転」のプロフィールページには、生年月日(1953年12月6日)、出身地、代表作、創作への姿勢が並んでいます。家族について書かれているのは、愛犬が捨て犬の雑種だということだけです。
車田正美オフィシャルサイトのプロフィールを2026年9月3日に確認しましたが、結婚・子ども・娘にあたる記述は1行もありませんでした。サイト自体は9月1日にも更新されているので、放置されているわけではありません。
「御大から娘へ祝い花」の投稿は投稿者の家族の話
2025年3月に、車田さんと親交のある方が「車田御大から娘へ祝い花をいただいた」と写真つきで投稿していました。この一文だけを切り取ると、車田さんに娘がいるように読めてしまいます。
投稿の本文を読むと、祝い花を受け取ったのは投稿した人の娘さんです。小さいころから車田さんに可愛がってもらった、というお礼の投稿でした。
「娘」という言葉で探すと、こうした第三者の投稿が混ざって出てきます。本人の家族の話とは別のものなので、ここで線を引いておきます。
車田正美の妻や結婚について語られていること

結婚や配偶者についても、本人や会社からの発表はありません。「妻」が娘と並んでよく調べられているので、なぜ関心が集まるのかを整理しておきます。
結婚の発表がないまま50年以上活動している
1974年のデビューから50年以上、結婚や家庭について本人が語った記録は見当たりません。雑誌のインタビューや公式サイトのコラムでも、話題は作品と仕事の話に絞られています。
芸能人のように私生活が番組で語られる立場ではないので、情報が出てこないこと自体は珍しくありません。同世代の漫画家でも、家族について公にしていない人は多くいます。
関心が集まるのは、作品に「絆」が繰り返し描かれるから
作品を読んだ人が、描いている本人の家族像を知りたくなるのは自然なことだと思います。『リングにかけろ』の兄妹、『聖闘士星矢』の兄弟のように、車田作品では家族の絆が物語の芯になってきました。
今回の会見で「信じていたものを裏切られた」という言葉が伝えられたことも、人となりへの関心を押し上げました。作品と重ねて人物を知りたくなる、という流れです。
車田正美の現在|『天界篇』はいまどこまで進んでいる?
「現在」で調べる人がいちばん知りたいのは、いま新作を描いているのかどうかだと思います。答えははっきりしていて、描いています。
『聖闘士星矢 天界篇』は第1シリーズが終わり、続きを執筆中
『聖闘士星矢 天界篇』は、2026年5月14日発売の週刊少年チャンピオン24号から始まり、第1シリーズとして29号までで一区切りしました。公式サイトのコラムでも、連載開始前から「『天界篇』第1シリーズ!」という言い方で告知されています。
そのあと止まっているわけではありません。2026年8月3日付のコラムには「『天界篇』・作画快調! 現在、激筆中です!!」と書かれていて、続きの原稿を描いている状態です。
ここは「連載中」と書かれることも多いところですが、実際はシリーズを区切りながら進める形になっています。次のシリーズの発表を待っている段階、というのが正確な言い方になります。
| 時期 | 公式サイトで告知されたこと |
|---|---|
| 2026年3月12日 | 「告知!!!」 |
| 2026年4月30日 | 「『天界篇』第1シリーズ!」 |
| 2026年5月12日 | 「星矢天界篇 いよいよ連載開始!」 |
| 2026年5月14日 | 週刊少年チャンピオン24号で連載スタート |
| 2026年8月3日 | 「『天界篇』・作画快調! 現在、激筆中です!!」 |
月刊チャンピオンREDでは『小次郎外伝』も続いている
『風魔の小次郎外伝 飛鳥無明帖』も、月刊チャンピオンREDで続いています。2024年8月には「死国の章」という新章が始まったことが告知されました。
週刊誌と月刊誌で2つの連載を同時に抱えている形です。72歳で毎週と毎月の締め切りを回している、というのが現在の姿になります。
体調をめぐる声はファンの心配から出ている
車田正美さんの体調について、本人や会社から病気の発表があったことはありません。
「病気」という言葉が一緒に調べられていますが、本人や会社から病気の発表があったことはありません。公式サイトの「お便り」に、ファンから「無理せず、頑張り過ぎず御身体にお気を付けになって」といったメッセージが届いていることが、心配の空気として伝わっているようです。
年齢と連載の本数を考えれば、読者が体調を気にするのは自然なことだと思います。ただ、実際の告知は「作画快調」「激筆中」で、手が止まっている様子は見当たりません。

「病気」で調べて出てくるのは、心配の声のほうでした。発表があったわけではありません。
車田正美が公表した46億円の横領被害と9月2日の会見
2026年9月2日、車田さんは東京都内で記者会見を開き、自身が代表を務める著作権管理会社の資金が長期間にわたって横領されていたと公表しました。同日、東京地裁に提訴しています。
横領は2018〜2024年、総額は約46億8000万円
横領は2018年から2024年にかけて行われ、総額は46億8000万円あまりとされています(時事ドットコム・2026年9月3日確認)。
訴状では、会社の預金口座から無断で送金されたことや、取引先から支払われるライセンス料が別の会社の口座へ振り込まれていたことで損害が生じた、と主張されています。原告は「車田プロダクション」など3社です。
請求額は約28億8600万円|各社で数字の書き方が違う理由
46億8000万円のうち18億円はすでに弁済されていて、残りの約28億8600万円が今回の請求額です。報道によって「28億8600万円」「28億9千万円」「28億円余り」と表記が違うのは、同じ金額を四捨五入の桁を変えて書いているためです。
| 報道 | 横領総額の表記 | 請求額の表記 | 被告の表記 |
|---|---|---|---|
| 時事通信 | 約46億円(46億8000万円余) | 約28億8600万円 | 元経理担当者の男性ら |
| 共同通信(神奈川新聞) | 記載なし | 計約28億9千万円 | マネジャーの男性ら |
| TBS NEWS DIG | 計46億8000万円余 | 28億円余り | 元経理担当マネージャーだった男性ら |
| テレビ朝日(ANN) | 46億8000万円 | 28億9000万円 | 元スタッフの男性と男性の会社など |
被告の呼び方も「元経理担当者」「マネジャー」「元スタッフ」と分かれています。役職の言い方が社によって違うだけで、同じ相手を指していると読むのが自然です。
会見で語られた言葉
会見では「アニメや漫画の世界で悪い人間は見たことがない。本当に信じられなかった」という言葉が伝えられました。共同通信が2026年9月2日に配信した記事に載っています。
TBS NEWS DIGは「私利私欲のために、信じていたものを平気で裏切る人間がいるのだなと、どうしようもないやるせなさです」という発言を伝えました。テレビ朝日は、発覚した当初は会社の口座残高がわずかしかなかった、という趣旨の発言を報じています。
被害を受けたのは、作品の著作権や商品化の権利を管理している会社です。『聖闘士星矢』のライセンス料が絡む話なので、作品のファンにとっても他人事ではないニュースになりました。
車田正美の原画展が中止になった理由と2027年の再開催
「原画展 中止 理由」がよく調べられています。中止になったのは2024年で、そのあと2027年に新しい原画展が決まっている、という2段構えの話です。
2024年6月の開催は「諸般の事情により」中止
2024年6月に予定されていた『車田正美原画展』は、開催前に中止になりました。公式サイトのコラムに2024年3月26日付で「諸般の事情により開催中止となりました」と掲載されています。
コラムには「本日はとても悲しいお知らせをしなければなりません」「車田先生もとても心を痛めておいでです」と書かれていました。理由の中身までは説明されていません。
デビュー50周年の記念として準備されていた企画だったこともあり、この中止は当時かなり話題になりました。いまも「なぜ中止になったのか」で検索されているのは、そのときの説明が「諸般の事情」だけだったからだと思います。
2027年に『聖闘士星矢』40周年の大原画展が決定
2027年に『聖闘士星矢』40周年の大原画展が開かれることが、2026年5月14日に公式サイトで発表されました。
2026年5月14日、公式サイトに「特報! 星矢大原画展開催決定!!!」というコラムが出ました。『聖闘士星矢』の40周年を記念して、2027年に開催されるという内容です。
会場や会期は、まだ発表されていません。コラムにも「詳細は追ってお知らせします!」とだけ書かれています。
車田正美の『男坂』が打ち切られ、30年後に再開するまで
「打ち切り」で調べる人が行き着くのは、ほぼ『男坂』です。半年で終わった連載が30年後に戻ってきた、という漫画史でも珍しい経緯があります。
1984年に始まり、半年で連載終了
『男坂』は週刊少年ジャンプで1984年32号から始まり、1985年12月に半年ほどで連載を終えました。最終回に「未完」と記されたことが、長く語り継がれる形になりました。
『リングにかけろ』で人気を確立したあとの新連載だったので、当時の読者にとっては急な幕切れでした。この「未完」が、のちの再開の伏線として受け取られていきます。
2014年、デビュー40年を機に連載再開
『男坂』は2014年6月9日から連載が再開しました。デビューから40年を迎えたのをきっかけに、30年ぶりに続きが描かれることになったものです。
打ち切りになった作品が数十年後に本人の手で再開されるのは、そう多くありません。会見で語られた「信じていたもの」という言葉と重ねて、この人の仕事の続け方が改めて注目されているところがあります。
車田正美の年収は?公表されている数字から見えること
年収そのものを本人が語ったことはありません。ただ今回の会見で、事業の規模が分かる数字がいくつか表に出ました。
6年間で46億8000万円が動かせるだけの資金が、著作権管理の会社にあったということです。これは作品の印税ではなく、ライセンス料(キャラクターの商品化や海外展開などで支払われるお金)が中心になります。
『聖闘士星矢』は1980〜90年代にアニメ化され、海外でも高い評価を得ました。フランスや南米での人気は特に知られていて、ライセンス収入が長く続いてきた理由になっています。
個人の年収は、会社の売上とも印税とも別のものです。数字を出すなら本人の申告か公的な資料が要るので、ここでは「事業の規模はこれくらい」というところまでにしておきます。
車田正美と「たまプラーザ」が一緒に調べられる理由
「たまプラーザ」という地名が候補に出てきます。仕事場の場所として語られてきたもので、公式サイトにも事務所の話は載っています。
公式サイトには「車田プロ内覧」というページがあり、「事務所が都内に移転しました」と書かれています。執筆室の写真も公開されていて、「旧車田プロ内覧」へのリンクも残っています。つまり以前は都内以外に事務所があり、いまは都内、ということです。
移転前の場所については、地名を挙げて語られることがあります。ただ本人や会社が公表したものは見当たらず、どこだったのかは確かめられません。仕事場は生活の場所にも近い情報なので、確かめられないことを断定して書くべきではないと思っています。
どんなところで描いているのかを知りたいなら、公式サイトの「車田プロ内覧」を見るのがいちばん確かです。本人が公開している執筆室の様子が載っています。

公式サイトに仕事場の写真まで載っているんですね。
車田正美に関するQ&A
娘や子どもはいますか?
車田正美さんに娘や子どもがいるかどうか、本人からも会社からも発表はありません。「娘へ祝い花」という投稿は、投稿した人の娘さんに贈られた花の話です。
結婚していますか?
結婚についての発表もありません。デビューから50年以上、公式サイトや取材で語られてきたのは作品と仕事の話が中心です。
今も漫画を描いていますか?
描いています。『聖闘士星矢 天界篇』の第1シリーズが2026年5月から6号にわたって掲載され、8月3日のコラムでは続きを執筆中だと告知されました。月刊チャンピオンREDでは『風魔の小次郎外伝 飛鳥無明帖』も続いています。
原画展はもう開かれないのですか?
2024年6月の開催は中止になりましたが、2027年に『聖闘士星矢』40周年の大原画展が決まっています。会場と会期はこれからの発表です。
今回の横領に家族は関わっていますか?
今回の横領に家族が関わっているという報道はありません。報道されている被告は、会社の元経理担当だった男性らです。家族が関わっているという報道はありません。
まとめ:車田正美の娘と家族について今わかっていること
当記事では、車田正美さんの娘や家族から、いまの活動、46億円の会見、原画展の中止、『男坂』の打ち切りまでを紹介しました。
- 娘・子ども・結婚についての発表はなく、本人が語ってきたのは「とび職の家の一人っ子」という生い立ちのほう
- 「御大から娘へ祝い花」の投稿は、投稿した人の娘さんの話
- 『天界篇』は第1シリーズが2026年5月から6号にわたって掲載され、8月時点で続きを執筆中
- 体調についての発表はなく、「病気」で出てくるのはファンの心配の声
- 9月2日の会見は、約46億8000万円の横領被害の公表と、約28億8600万円の賠償を求める提訴
- 2024年6月の原画展は「諸般の事情により」中止。2027年に40周年の大原画展が決定
- 『男坂』は1984年に始まり半年で終わったが、2014年にデビュー40年を機に再開
調べれば調べるほど、表に出しているのは作品と仕事のことばかりだと分かります。40周年の原画展や『天界篇』の続きは公式サイトで告知されるので、そちらを見にいくのが確実ですよ。

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